秩父で家づくり!のコラム

HOUSE VISION 2

2016年08月22日(月)

こんにちは。

台風の影響で雨風が強く、大変な一日でしたね。
本日は、先日、お休みを利用して行ってきた東京の青海で開催中の
「HOUSE VISION 2」のお話しをします。
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この催しでは、企業と建築家、クリエイターが協働して、
経済の停滞・人口の減少・少子高齢化・自然災害など様々な問題を抱える
日本の家のあり方を考えながら、その未来を具体化してみるという試みがされています。
展示の中で私が気になったのは、
建築家 坂 茂さん の 『凝縮と開放の家』 というお家です。
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このお家の主な特徴をあげますと、
 まず1つには、風呂・トイレ・洗面・キッチンといった水まわりを
凝縮したユニット(組合せ)をつくり、水を上方で処理する給排水システムを
設けることで、建物の躯体から完全に独立させることが出来るそうです。
そのため、自分の好きな場所へと配置することが可能になるそうです。
 2つ目は、ハニカムボードと呼ばれる非常に堅牢な紙を合板ではさんだ「PHPパネル」を
建物の構造体にすることで、家型のフレームを組み、土台に取りつけ、あっという間に骨組みが完成します。
フレームが構造体となるため、柱や梁がなく、開放的な空間ができあがります。
 
 3つ目は、先程のPHPパネルの軽くて丈夫な特徴を生かし、ローコスト輸送を可能に。
また、短い工期で簡単に建てられるため、仮設住宅としても活用できるそうです。
東日本大震災時や難民キャンプの仮設住居を数多く生み出してきた、坂 茂さんのらしい設計です。
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それから、このようなお城みたいなお家もありました。
こちらは、建築家 藤本 壮介さんの「賃貸空間タワー」です。
現在の賃貸住宅の数少ない共用空間である廊下を
個人のプライベート空間を最小化して、水まわりやシアタールーム、
庭などを広くし、廊下の代わりとします。
これによって、賃貸に暮らす人同士が、共用空間で交流する機会が増え、
単調だった廊下が心ときめく複合空間へと変わるというものだそうです。
台風の後なので、気になるところはあるかと思いますが、
一人暮らしをしていた時の経験を思い起こすと、確かに、誰かがいてくれる、
誰かと何かを共有できるという空間は魅力の一つではないかと思います。
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この他にも、さまざまな企業や建築家の特徴・個性にあふれた建築を見る事ができ、
それらが、これからの日本のお家のスタンダードになっていくかもしれないと思うと、
とても興奮しました(^v^)
このイベントは、今月28日まで開催しているので、ご興味のある方は
是非足を運んでみてください!
夏の開催に合ったイベントにもなっていると思います!